4月に入り暖かくなってきたというのに天気が悪い日が多くて困りますね
そんな雨が多い時期に増えるのが雨漏りのご相談です
そこで今回は雨漏りを防ぐための外壁メンテナンスについて記しておきます
昨年大角建設でも雨漏りの改修工事をいくつか施工しました
雨漏りの原因の多くは施工業者の手抜きや施工ミスと外壁メンテナンスを行わないからです
外壁材 → 通気胴縁 → 透湿防水シート
といったものになります
図参照
透湿防水シートというのが雨カッパやゴアテックスのようなもので、外壁材から侵入した雨水は透湿防水シートで防ぐのですが、この透湿防水シートの重ね方やサッシ部分の処理の仕方などがおかしいと建物内部に雨水が侵入していきます
構造として、雨の侵入防止は透湿防水シートが行っているといっても過言ではありません
しかし、この透湿シートも完全な万能ではありません
基本的上から下に流れる雨水を想定しています
様々な自然現象で、時に風で巻き上げた雨水が下から上に上がってきた場合には透湿防水シートの継ぎ目など重ね部分から建物内部に侵入します
また、釘の打ち付け部など小さな穴から水が侵入する場合もあります
このようにどこから入るかも知れない雨水の侵入を防ぐために、外壁材で雨水を100%に近づけて防いでいるのです
そのため
外壁材の劣化、塗装膜の劣化、目地部のコーキングの劣化(サイディングの場合)
は雨水を直接透湿防水シートに到達させてしまうことになり、上記雨漏り原因に至ります
また、雨漏りよりも恐ろしいのが、建物内部に雨水が侵入したが気づかず放置し柱や建物を支える部分が腐ってしまった場合です
雨水の侵入は最終的には建物の寿命を縮め、命の危険にまで至るといってもおかしくないでしょう
これらのことから、建物を守るため、建物メンテナンスをするのです
外壁メンテナンスは通常10~15年に一度が目安になります
放置すればするほど直す部分が増えるため費用が加算していきます
外壁メンテナンスの前に一度無料で行える外壁診断を行ってみましょう
大角建設には外壁診断士の資格所有者が在籍しています 気になる方は是非いちどご連絡・ご相談ください
※上写真はは透湿防水シートの施工不備がある写真です
※上写真は外壁から雨水侵入により通気胴縁材が腐ってしまった様子です