細長いひな壇の土地でもアイデアとこだわりの詰まった注文住宅
土地探しの段階からご協力をさせていただいたI様。
生活環境の良さから気に入った土地は、間口７m強の細長い土地で前面道路との高低差が２m弱あったため、たくさんの打ち合わせを重ねて、予算の中でこだわる部分と任せていただく部分を決めながら、「自分の家」を創り上げていきました。
前面道路より２mほど高い地盤の土地でしたが、ぜひともこの土地に家を建てたいというI様の強いご希望により、擁壁を設けました。擁壁と建物の基礎を一体化させて強度を上げました。
駐車場は１台駐車できればいいとのことでしたが、将来車を１台買い足すこともあり得ないことではなく、来客時の駐車スペースも考え、ご希望よりも広めの駐車場を確保。
階段はお任せいただきましたので、モルタル仕上げの耐久性を考え、在庫の300角タイルで遊んでみました。在庫タイルなのでコストも抑えられ、奥様のお友達にかわいいと好評だとご満足いただきました！
外壁はK-MEWの14㎜サイディングでコストを抑えながら、柄と色にこだわりました。破風・鼻隠しも神島化学工業のサイディング、色を合わせて統一感を持たせました。
お風呂、トイレ、洗面脱衣所の窓はYKKAPの片上げ下げ窓を採用しました。目隠しになるものをお願いしますとのことでしたので、採光を妨げずに目隠しになるYKKAPの「プライバシースクリーン」（固定ルーバー）をセット。
ここも些細なところではありますが、I様の強いこだわりを実現しました。
屋根はガルバリウム鋼板を竪葺き。軽さ、耐久性、改修の容易、防水の様々な要素を考慮しました。コロニアルと比較すると多少割高ではありますが、トータルで考えると安く済みます。
縦長の建物なので、間取りにも気を使いました。家族が２階に上がるときにも必ず顔が見れるようLDKに階段を、というこだわり。また、階段前に片引戸を設置。第一の目的はLDKの冷暖房の効率化で、ロールスクリーンでもよいのでは？という提案にも片引戸を！という強いこだわりを実現しました。なかなか珍しいパターンですが、そういったところも「自分の家」感を増してくれる重要な要素です。来客時にプライバシーと完全に隔離できるというメリットもあります。
階段の入口なので、ほかの室内戸と同じ高さに設定すると、降りてくるときに圧迫感と頭をぶつける怖さがあるため、高さは天井いっぱいまで取りました。また、最初の１段は戸との間に隙間ができて怪我の恐れがあるため、踏面を引戸ぎりぎりまで伸ばしました。
和室を設けない代わりに、LDKの一部を畳コーナーに。フローリングとの段差がないようにきっちり採寸し、違和感なく収まっています。和室がないにしても、ちょっと転がってお昼寝ができるこのスペースは日本人ならうれしいですよね。
畳の向こうに見えるのは階段下のスペースを利用した収納の扉。実は階段下スペースはそのまま玄関ホールにつながっていてどちらからも物を出し入れできます。お子様の秘密基地としても機能(？)するとのことでナイスアイディアだったとご満足いただいています。
坪単価５０万円代でも、こだわる部分とそうでない部分とでメリハリをつけることで、十分にこだわりの「自分の家」を建てることができます。
建売とそれほど変わらない金額で、建売よりもよい、自分だけの家を建てるお手伝いができるかもしれません。
一度相談してみませんか？？
